日本語のBlogでは、IA(Information Architecture)に関して言及しているものはそれほど多くない。
それは情報アーキテクチャーという領域がそれほど認識されていない、または情報アーキテクトという役割で仕事をしている人が少ないのか、事実IA(Information Architect)という肩書きを持った名刺をもらうことはあまりないし、実際の仕事は、Webディレクターとそれほどかわらないというのが現状なのかもしれない。
前置きはこれくらいにしておいて、今日は、ユーザーエクスペリエンスデザイン成果物リストという記事のご紹介。
ユザーエクスペリンスというと堅苦しい気もするが、Webサイトに代表されるような体験型のメディアをデザインするプロジェクトにおいて、どのような成果物が必要かとリスト。
『アンビエント・ファインダビリティ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅』の著作者であるピーター・モービルが著作者で、訳は同著の訳者でもある浅野 紀予さんがされている。
インフォメーションアーキテクト、ディレクター、デザイナーどんな肩書きであってもウェブサイトに関わる仕事についている人であれば、一読の価値があると思う。
ユーザーエクスペリエンスデザイン成果物リスト(User Experience Deliverables)
シロクマ本や『アンビエント・ファインダビリティ』でおなじみのピーター・モービル(Peter Morville)が率いるSemantic StudiosのPublicationsコンテンツが約1年半ぶり(!)に更新され、「User Experience Deliverables」という記事が公開されました。
ユーザーエクスペリエンスデザインに関わる各種の成果物のまとめという実用的な記事ではありますが、いかにもPeterらしいユーモアがちょこちょこと顔を出している、なかなか面白い内容です。
このリストを読んで思いだしたのが、ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」―5つの段階で考えるユーザー中心デザインの最後の章に書かれていた、ビッグIAとリトルIAという考え方。
前者はこのリストにあるように、ビジネス戦略、情報デザイン、用件定義、グラフィックデザインなど情報アーキテクチャーに関係する大きな領域をIAの領域ととらえる考え方、後者はより狭義に、コンテンツの整理や情報の構造化といった領域のみをそれとらえる考え方。
自分の立場は、組織内ではIAとして定義されているが、最近のこした成果物で考えれば、フローチャート(Process Flow)、要求仕様書(Specifications)、実施計画書(Plan / Statement of Work)、ちょっと前にWireframeは書いたかな。
広義とは言いがたいが、周りを見渡す限りでは、だいたい得手不得手な領域があって、1から20まで自分で手がける人はちょっとまれかな。
個人的には、より狭義になればなるほどに専門性が必要になると思う。ただしウェブのようなツールであったりシステムであったり、デザインであったりアートであったりする多面的なメディアにおいては、そのアプローチを狭めてしまうものになるのかもしれない。一部のスーパークリエーターみたいな人々を別にして。
事実、企業のウェブ担当者として求められる理想像は、ビジネスとシステムとデザインの概念を統合的にインテグレートできるまさにビッグIAを地でいく人物像の要に思えるし。











